庄原市では、備後西城駅をUPした事がありますが、西城に対しての「東城」であり、平成の大合併前は西城町、東城町共に存在しており、今回の東城駅はその名の通り、旧・東城町の中心駅の座にありました。
-JR東城駅-
【路線】JR芸備線(備中神代-広島間)
【開業】1930年11月25日
【訪問】初訪問-2000年5月(再訪2011年12月)
【1日あたり平均乗車人員】 11名/日 (2010年)
【近隣の主要駅】(備中神代方面)新見駅→7駅 ※備中神代から2駅
(広島方面)備後落合駅→5駅
▼駅名標
庄原市では何駅か訪ねていますが、うち初めて訪ねた駅で、2000年のGWに帝釈峡を目指すため利用しました。(結局果たせませんでしたが…)
その後、4年後の2004年8月に通りかかり、駅を横目に通過していった後、この写真は2011年12月暮れも押し迫った25日に再訪した時のものです。
初訪問時は「比婆郡東城町」に属していましたが、現在は庄原市に属しています。
▼名所案内
先に触れた「帝釈峡」がなんといっても、この駅を最寄とする名所です。
10㌔もあるので歩きではちょっとしんどいですが、初訪問時よく分からないまま歩きで行き、よく分からないままどこまで行ったのか分からずに引き返す事となりました。この時もそこまで行かずで、いつかピンポイントで計画してバスでも乗って訪ねたいものです。
▼ホーム
ホームは実は1面1線です。
向かいにホームがあり線路も写っており、実際2面2線ホームでしたが、跨線橋老朽化による使用不可等で、1面1線のみの利用となっています。
▼ホーム・2
上の写真とは反対向きで改札の見える側です。
名所案内の下にはこんなベンチがあったのでした。
改札上の壁の部分は白壁で梁のラインのハッキリしたどこか和風建築様の雰囲気が窺えます。
▼閉ざされた跨線橋…
先述の通りですが、当駅の跨線橋は老朽化の為、使用禁止になっており、それが故に2面2線ありながら1面1線で使用しているようです。
という訳で、階段の入口にはバリケードがされており、通行止めになっています。この老朽化を対策するお金もあたらない、という事でしょうか。老朽化の具合がよく分かりませんが、橋の部分が崩落しないか?とか気になったりします。

▼構内・出札付近
無人駅、というか簡易委託駅だそうですが、この時は無人でした。
初訪問した2000年の翌年にあたる2001年に駅員配置を廃止した、という事で、もう覚えてませんが当時は有人駅だったんでしょうね。
出札がハッキリと存在し、出入口すぐ横に長ベンチがポツンと置いてあります。
▼構内・待合室
上の写真が改札出て右側とすると、こちらは出てすぐ左側にあたります。
完全に別の部屋になった待合室です。
中には空になったショーケースがありましたが、何かみやげ物を売る時にでも使っていたのでしょうか?1990年代のJR時刻表の広告欄に、「東城駅構内」として何かみやげ物が載っていた記憶があります。昔は駅員も配置され、急行列車?!等も停まっていたといわれ、結構栄えていたんでしょうね。
市内の中心駅である、備後庄原駅まで実に950円もかかります。これはいかに庄原の市域が広いか、という事を物語っていますね。
三次駅までは1280円、岡山県の新見駅までが480円で、そこそこの都市部で最も近いのは新見駅になります。
芸備線以外では、倉敷駅1620円、岡山駅1890円などとなっており、芸備線でも広島駅は何千円もするため、この近距離運賃表には載っていませんでした。
▼時刻表
ちょっと写りが悪くてすみません。
いかにもローカル線という感じの寂しいものですが、新見方面は1日6本、朝夕晩にあるだけという感じ。そして驚くべきは!反対の備後落合方面、市内中心の備後庄原(備後落合よりまだ先)へ行く方ですが、ナント「1日3本」のみ!
5時、13時、18時に1本ずつあるのみです。三江線でも結構過酷なダイヤを見ましたが、ここも相当スゴイですね。
新見駅からの運行便の半分がここ東城止まりとなってしまっており、東城より手前の駅のダイヤは、(東城までなら)もう少し便がありますが、「東城-備後落合」の5駅間に限れば御覧のような超過疎ダイヤになっています。
▼地域生活バス等時刻表
左半分と右下にあるのが主にローカルな東城町内の地域生活バスの時刻表で、平日それも2日だけで1~2本運行されているのみです。それでも地域の足として役に立っているものなのでしょうか?よく分かりませんが。
右半分の小さいのは、中国バスの運行表で、福山行など少し広域のものです。福山までの便では、平日土曜は1日4便ありますが、日曜はわずか2便に減ってしまいます。ちなみに福山まで約2時間です。
▼広島バスセンター行
これもまたバス時刻表ですが、広島方面ということで、1日8便ほど出ています。広島へ出るには鉄道よりも便利という事になってしまうでしょうか。
ただ、広島駅行ならば駅まで行きますが、広島バスセンター行の場合は駅まで行かないようなので、その場合は乗換えて広島駅までバスで行く必要があります。便によって終着が違うので広島駅へ行くか行かないかは要注意です。
ちなみに経由地が載っていますが、すべてその先頭には「帝釈」とあります。これを活用して帝釈峡観光するのもいいですね、この時したいと思っていましたが他に行きたい所があった為回避しました。なかなか難しいものですね…。
▼みよしワインライナー
ということで、三次-新大阪をつなぐ高速バスのポスターがありました。
東城もこの途中にあります。広島にしろ大阪にしろJRのこの過疎ぶりでは高速バスの方が断然有利な状況で、JR駅としてかつて賑わっていたであろう当地も現在ではバスターミナル的性格が強くなっているようです。
HPを見たところ、東城からでは新大阪まで片道3,770円、所要時間は3時間半~4時間というところでしょうか。1日5便出ています。
▼駅前風景
駅舎内から覗いた駅前広場周辺の様子です。
コンクリート色丸出しのビルとかかつての栄華をほんの少し感じさせるような眺めでした。ロータリーの真ん中に何もなくただの広場という状態でした。
向こうに駅前の通りが広がっていますが、穏やかな雰囲気で、向こうの山はほんのり雪化粧といった状態もあって、荒涼とした雰囲気に拍車をかけていたように思いました。
広島県でも北部で雪の多い地域なので、12月ならこんな景色も全く不思議ではないといったところですが、実際訪ねてやはりかなり寒かったですね。
▼東城駅 駅舎
平屋建てながら、旧・東城町の中心であったかつての栄華の一端を感じるしっかりとした建屋で、立派な屋根と手前に庇を有しており、二重屋根のようになっています。
出入口もひさしがしっかり作られていて、そこに「東城駅」の表記が堂々となされています。
実は初訪問であった2000年の頃も写真撮っていたのですが現像忘れで紛失もあり、この駅の記録がなかった事もあって、11年ぶりにようやくその姿を撮れた、というものでした。


