大分県日田市のJR日田(ひた)駅です。
日田市は大分県の西端に位置し、福岡県にも熊本県にも接していて人口は69,645人(2012.9.1現在)で、江戸時代は幕府直轄領となり、「日田の天領水」という水のペットボトルでも知られています。
「豊後の小京都」とも呼ばれ、江戸期の天領時代の面影を遺す豆田町という重要伝統的建造物群保存地区を有しています。
-JR日田駅-
【路線】JR久大本線(久留米-大分間)
【開業】1928年12月24日
【訪問】2012年12月
【1日あたり平均乗車人員】 918人/日 (2010年)
【近隣の都市駅】(久留米方面)うきは駅→3駅
(大分方面)由布院駅→11駅
(日田彦山線・小倉方面)田川後藤寺駅→15駅
▼駅名標
今月初めに訪ねたばかりという、当ブログにおいてはかなり鮮度のあるネタになります(笑
開業はクリスマスイヴの日です。
JR久大本線という福岡県久留米と大分を結ぶ路線に属していますが、属してはいないものの「日田」の名をもつ日田彦山線の直通乗入れもなされています。
国鉄時代のまま??のような駅名標に感動しました。
▼ホーム(2・3番線)
ホームは2面3線で、ここでは左側が3番線、右が2番線になります。
どちらも同じ電車が停まっていましたが、色々行き来していたので、こうしてるうちにも別の電車が乗り入れたりしていました。
▼停まっていた電車
白とブルーラインの電車のみならず、赤い電車も停まっていたり、行き来したりしていました。さすが九州、電車の宝庫です。


▼時刻表
ホーム上にある時刻表です。
3分割となっていますが、左から日田彦山線の田川後藤寺方面、久大本線の久留米方面、同じく大分方面の順になります。久留米方面が最も多いようですが、1時間に1本もない時間帯もあります。また日田彦山線はほぼ2時間に1本の形となっています。
傍の幟には「水郷日田」の文字があります。ここへ来たらホントに水がほしくなりました。日田の天領水、愛飲してた時期がありましたので…
▼地下階段
両ホーム間はホームから降りている地下階段でつながっていて、ここから改札へ向かいます。
階段部分は屋根もついており、サイドの壁もすべて覆われていて、出入口以外の方向は屋根・壁がある格好となっており、ホーム地上より高くなっている部分の壁は白木になっていて渋い味を出しています。
▼ようこそ ひたへ
という事でホーム上の歓迎メッセージがありました。
このコーナーだけ色が変わっていますが、とりたてて日田の事をクローズアップしているコーナーでという訳ではありません。
▼天領ひた の行燈
日田は天領として知られると共に温泉地でもあり、別府や湯布院など豊富な温泉源をもつ大分県にあって、ここもまた温泉地のひとつで、駅からバスで5分ほどの所にあるといいます。
▼駅前風景
2枚あるうちの上の写真は駅からまっすぐの駅前広場の様子を中心に、下の写真はやや左斜めを向いた感じでの駅前の道路周辺の様子で、そこそこ高い建屋も散発的に建っています。
人口規模云々よりも観光資源に恵まれている部分が強みというか、駅前がそれなりに活気があります。

▼日田駅 駅舎
日田市の中心駅として沿線では大規模の部類に入ります。特に九州は内陸部は都市が少ない傾向にあるので、非常に重要な拠点といえます。
日田という地名を初めて知ったのは、日田林工という高校の存在からでした。そのうち日田が小京都だと分かり、だんだん色んな市を訪ねて制覇するにつれ、未訪の有名市のひとつになってしまっていました。なんとか行きたいと思い、今月ようやく行けたのでした。関西圏からそれほど時間がかからない(西播磨から十分日帰り可能)事が分かり、これもまた収穫でした。

