仙北市は秋田県の中央よりやや南西部に位置し、人口は28,723人(2012.9.1現在)で、2005年に旧・仙北郡角館町(当駅のある町)、田沢湖町、西木村の2町1村が合併してできた新しい市です。
日本で最も深い湖・田沢湖があり、また当駅のある角館は「みちのくの小京都」とよばれる風情ある街並みを有しています。
-JR角館駅-
【路線】JR秋田新幹線(盛岡-秋田間)
田沢湖線(盛岡-大曲間)
秋田内陸縦貫鉄道線(鷹巣-角館間)
【開業】1921年7月30日
【訪問】2012年11月
【1日あたり平均乗車人員】 JR-683人/日 (2010年)
【近隣の都市駅】(大曲・秋田方面)大曲駅→6駅 ※新幹線では隣駅
(盛岡方面)田沢湖駅→4駅 ※新幹線では隣駅
(鷹巣方面)阿仁合駅→17駅
▼駅名標
前回の花巻を後にして、実に12年ぶりに盛岡を訪ね、ほんの寄り道程度で発った後、秋田新幹線に乗車して途中で降り立ったのがこの仙北市、角館駅です。
秋田県では、この仙北市だけが市内に2駅(角館・田沢湖)も新幹線駅を有しており、市内に新幹線停車駅が複数あるのも大変珍しいと思います。
新幹線停車駅でありますが、在来線としては田沢湖線のみに属し、いわゆる本線にある駅ではなく、JR以外で秋田内陸縦貫鉄道の終点でもあります。
▼新幹線とホーム
秋田新幹線は在来線と同じ所を通り、このように普通に在来線の着くホームに新幹線が停まる景色が見られます。
山形新幹線と共に「ミニ新幹線」という事で、在来線の改軌および高速化改良がなされているものであり、法的には在来線なのだそうです。
▼ホーム
ホームはJRが2面3線と、秋田内陸縦貫鉄道が1面1線あり、JRホームは向こうに見える跨線橋でつながっています。
屋根が長く続いていたり、エレベータがついていたりで、雰囲気からすると新幹線停車駅には見え難いですが、それなりの設備面の充実はあるというところです。
▼きれいな待合室
角館駅は日本一きれいな駅をめざしているそうで、そのように明言されています。
そういうわけなのか、待合室は濃い木目の外装できれい感が出ていて、内装もハッキリした色づかいになっていました。
▼内陸線ホーム
JRホームと平行に1面1線のみある秋田内陸縦貫鉄道のホームとそこに停まっていた電車です。
やや緑がかった黄色のボディの電車が見えました。
この路線は秋田内陸線といいますが、今年初めに愛称として「あきた[E:heart]美人ライン」というものが付けられました。
▼跨線橋内
2枚あるうちの下の写真は、上の写真の左向こう部分をアップにしたものです。
やはり「みちのくの小京都」として紹介されています。
掲示は片側のみビッシリ貼ってあります。もう片側は手すりがある為か全く貼られていない状態となっています。

▼駅名の由来
角館の駅名由来が出ています。
東北地方の主要駅にはこのように由来が書かれた看板等が出ている事が多く、こうして旅でやって来た者の興味をそそります。
川と川の交わる角の地に館がつくられた、という説が紹介されています。地名の初見は豊臣秀吉の小田原攻めの時とあり、以外の歴史が浅いなと感じます。400年強というところでしょうか。
ロータリーの整備された駅前広場で、向かって右にタクシーが並んでいます。
大抵の駅ならこの位置はバス降り場だったり、のりばだったりすると思うんですが、ここはタクシーが停まっていました。
▼内陸縦貫鉄道 角館駅舎
秋田内陸縦貫鉄道の駅舎で、JR駅舎を出てすぐ右にあります。
駅舎そのものは至ってシンプルなものですが、手前の連絡道の屋根が木製で非常に渋くて、吹抜けになっているものの側面の模様にも見応えがあります。
駅舎の前の「のってけれ 内陸線!」のアピールがいいですね、秋田に来たなとつくづく感じさせられます。そういえば今年は秋田に2回も来ました。それまで沖縄を除く46都道府県で、秋田のみ4年以上来てなかったんですが、なんと今年は2回も!


▼角館駅 駅舎
白と黒を基調にした和風の雰囲気が前面に出た駅舎で、みちのくの小京都らしいものとなっています。
「角館駅」の表記は建屋そのものになく、手前に置いてあるもの(灯籠?でもないか、これが何というかどうしても分からない…)に表記してあるのみです。
秋田新幹線は1997年に開業して今年で開業15周年という事で、その旨の看板が出ていました。今年は東北新幹線も開業30周年の節目を迎えています。当駅は15年前まではJRでは田沢湖線の1駅だったものが、新幹線の開業によりどのように変化したかしなかったのか興味深いところです。
駅舎自体は新幹線停車駅の雰囲気を感じる大規模なものではなく、東北の特に秋田・山形新幹線のような、新幹線用のホームを持たない駅はこのような規模のものが多いですね。


