栃木県真岡市の真岡鉄道/真岡(もおか)駅です。
真岡市は栃木県の南東部に位置し、人口は81,404人(2012.9.1現在)で、SLと木綿の里とされており、真岡鉄道では定期的にSLが走っています。
-真岡鉄道/真岡駅-
【路線】真岡鉄道真岡線(下館-茂木間)
【開業】1912年4月1日
【訪問】2012年11月
【1日あたり平均乗車人員】 4,830人/日 (2008年)
【近隣の都市駅】(下館方面)下館駅→6駅
(茂木方面)益子駅→4駅
▼駅名標周辺
真岡と書いて「もおか」と読みますが、つい最近まで「まおか」だと思っていました。
つい10日ほど前、3連休の初日朝に行ってきたばかりで、一連の旅の最初に訪ねた未訪地でした。長らく行きたかった所でもあり、栃木県の市で唯一行けてなかったんですが、この度ようやく訪ねる事ができ、この瞬間に栃木県の市を全制覇したのでした。
この時初めて乗った真岡鉄道に乗ってやって来たのですが、真岡鉄道はJRで下館駅まで行って、そこから真岡鉄道のホームへと乗換えし、そこから約25分でここ真岡に到着です。
ひさしのあるエリアはそれ程長くなく、市の中心駅といあ雰囲気ではないかな、という感じですが、見るべきものは事欠かずで、色んな所へ目が行くようなホーム周りです。
一見、ホームは1面2線のように見えますが、駅舎側にもホームがあり、切欠きを合わせると2面4線になります。
▼SL駅舎
ホームの端から駅舎を見ると、このようにSLの形をした駅舎を見る事ができ、真岡駅といえばコレ!という感じのカットです。こういうタイプのユニークな駅舎という事で有名ですね。
頭の部分は勿論ですが、出入口付近の円形のものは車輪を表していると思われ、どこから見てもSLな訳ですね。
▼色とりどり
上の写真とほぼ同じ位置で反対向きに撮ったものです。
いちばん向こうの青い列車は今年7月に愛媛県から搬入されたばかりの「スハフ44 25」という車輛で、元は青函連絡船羊蹄丸の船内に展示されていたといいます。
▼跨線橋階段
飾りっけはないですが、窓が縦長長方形で段々についていて、また階段部分と横壁の部分がキッチリ青と白に塗り分けられていて実に鮮やかです。
▼跨線橋内
階段を上ったところが手前の部分で、右向こうはトイレです。
左向こうが西口東口へと分かれる自由通路にあたります。ちょっと変則的な構造で面白かったです。
左側ホームから上がると右に直角に曲がってトイレに正対し、更に左に直角に曲がって分岐点に入り、どちらかの出口へ、という感じで、進路としては鉤型のような形で進む事となり、城の前の進路のようでした。
ちなみに大抵はこのように西口東口と分かれる場合は、この辺りに改札がありますが、ここは車内精算の為、駅で運賃を払う事はなく、ここからそのまま各出口へ出る事ができます。
▼駅前広場
SLの動輪でしょうか、ロータリーの真中に飾られていました。
その左にある時計塔の高さが何とも中途半端な事で…。
駅前は線路と平行な通りが続いていて、あまり高くない建屋が続いています。
▼駅ホーム模型(乱反射)
駅舎内にあったホームの模型ですが、結構な大きさでした。
プラスチックケースに覆われている為、反射しまくりでした。
▼総合窓口
改札を出て右側にある出札付近の総合窓口です。
SLのまち・真岡らしく蒸気機関車の写真がズラリと並んでいました。
ちなみに時計の針は10:30頃を指していますが、ここに来たのは10:05です。当日朝の宿泊地は新横浜で、新横を6:00に発って4時間程でやって来た事になります。
うどん屋さんが入っていて、ここでうどんを頂きました!
その横にはSLグッズの販売店もあり、そこそこ広い駅舎の中にはそれなりのものが入っています。
ホームから少し離れた所にある車庫付近に真岡鉄道の列車が止まっていました。
下館からここへやって来た時に乗ったのが、まさにこのタイプの列車でした。
下側の写真はその列車の先端部とそこにあった給水塔で、この給水塔がかなり年季入ってる感じで、足の骨組みと共にかなり見る者を引きつける要素に満ち溢れていました。
▼SLキューロクがやって来る!
と書かれたドでかい看板が駅の真ん前に。
駅の線路沿いに来春オープンするようですが、先の写真で色とりどりの列車が停まっていた辺りです。
キューロクというのは9600型蒸気機関車の事で、これを移設してきて展示し、ディーゼル機関車や車掌車も展示するとあります。ちょっとした鉄道博物館といった感もあり、観光の目玉にと期待があるのでしょうか。
▼真岡駅 駅舎
ホームから見て機関車様の駅舎が窺えたと思いますが、この表側から見ても基本同じスタイルで、機関車の横顔という感じの大きな駅舎です。
真岡は位置的にかなり外れた所にある町ですが、その割にはかなり大きい駅舎で、SLで売り出されている部分も少なからずあるのかなという印象でした。この中には市の情報センターが4Fに入っていたり(エレベータもあります)、ショッピングはそれ程できないものの施設としては色々あります。
この街では、街歩きをしているとたまたま「大産業祭」なるものに出くわし、名物に舌鼓を打ったり、牛が何頭も並んでいるのを見たり、偶然でよい思い出が作れました。