栃木県那須烏山市のJR烏山(からすやま)駅です。
那須烏山市は栃木県の東部に位置し、人口は28,713人(2012.7.1現在)で、2005年に当駅のある那須郡烏山町と南那須町の2町合併によりできた新しい市です。
高さ10m、奥行きは100mにもなるという舞台設置して奉納する「山あげ祭」は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
▼烏山の紹介
烏山には450年の歴史を誇る山あげ祭があるとか匠の技が生きる烏山和紙がある、等の紹介を毘沙門天が行っています。
この駅に着いていちばん最初に撮ったのがこの写真でした。
▼ホームと電車
ホームは1面1線きりです。
ここへ着いて、また折り返すのみ。
電車の前面の緑の部分のやや右上や車内にも七福神のイラストが描かれています。
烏山線のそれぞれの駅に七福神が割当てられているとの事で、七福神巡りができる格好です。先ほどの写真に毘沙門天が出てきていたのも、こういうところからきています。
駅名標の写真でも一部見えていましたが改札口にはナントガマガエルが乗っかってました!
と思いきや、こちらは正式な改札ではないようで、臨時のものだそうです。「無事カエル」という意味合いで置かれているのだとか。
正規の改札はここから向かって右方向にあります。
▼駅舎内待合室
こんな感じでやわらかな印象の椅子が多めに並べられていました。
▼数々のジオラマ
山あげ祭の壮大さを物語るのが2枚中上の写真のものです。
下の分は滝夜叉姫とその姫を乗せるガマガエルでしょうか、これも祭の歌舞伎に出てくるそうですが…、、ちなみに滝夜叉姫とは、平将門の娘とされる伝説の人物です。
駅から出なくても烏山がどんな所か、こんなに分かるものが置いてあるとは思いもせず、嬉しい誤算でした。
▼駅前風景
真ん中あたりにうどん屋さんがあって、ここで一杯頂きました。
その右が駅前通りとして伸びている道路です。
ロータリー状ではなく、広場スペースだけの駅前広場となっています。
▼烏山駅 駅舎
青屋根が美しい平屋駅舎です。
尚、この駅舎、日本の近代化に貢献したもののひとつとして「近代化遺産」に指定されており、また1979年にはミステリー列車「銀河鉄道999」号の終着駅と設定されたりもしました。