栃木県佐野市のJR佐野(さの)駅です。
佐野市は栃木県の南西部に位置し、人口は120,230人(2012.4.1現在)で、
足尾鉱山鉱毒事件を告発した田中正造の出身地であり、
近年では佐野ラーメンなどでも有名です。
-JR・東武/佐野駅-
【路線】JR両毛線(小山-高崎間)
東武佐野線(館林-葛生間)
【開業】JR-1888年5月22日
東武-1894年3月20日
【訪問】2008年8月
【1日あたり平均乗車人員】 JR-3,315人/日 (2011年)
東武-2,936人/日 (2010年)
※東武は乗降人員
【近隣の都市駅】(小山方面)栃木駅→3駅
(高崎方面)足利駅→2駅
(館林方面)館林駅→4駅
(葛生方面)葛生駅→5駅
▼駅名標周辺
JRで小山と高崎という、東北新幹線と上越新幹線のそれぞれの駅を結ぶ「両毛線」の
一駅で、東武佐野線も入っています。
この訪問当時の利用がJRのみだったので、記事タイトルも「JR」を冠する形とさせて
頂きました。後年、2011年訪問時に東武も利用しましたが…。
東武ではその時、館林まで行きました。館林は今日、日本最高の37.6を
記録したそうで、ビックリです…。
こちらはJRの駅名標です。
両毛線のダイヤが下にありますが、ほぼ1時間に2本程度であまり本数が多いといえず、
というか個人的に思っていたより少ないなと感じました。
▼ホームからの階段
ホームから階段とエスカレータが並んで設置されています。
改札はこの上った先にあり、東武との乗換えもここを上がった先となります。
▼東武・駅名標周辺
JRでは駅名が漢字で、東武ではこのようにひらがなになっています。
ホームはJRと東武でそれぞれ1面2線ずつとなっており、利用者数としては
ホームから自由通路を見上げた様子です。
単なる通路ではなく、デザイン的にも様々な工夫が凝らされているように見え、
屋根が途中でかぶさるように見えていたり、通路の傾斜はこちらから見ると、
単調なデザインにならずに見応えを感じます。
▼改札へ
JRのホームを上がったところです。
この先を進んで改札を出るのですが、東武へはこの改札を出て左を進めとの
指示標識が出ています。
▼自由通路
自由通路内で北口への様子です。
真横には東武線の入口があります。
北口は城山公園側であり、佐野城跡の公園となっています。
▼東武の駅舎
北口から見た東武の駅舎の一部です。
JRと建物を一つにはしていますが、改札からが分かれている状態で、東武のホームに
相当する建屋部分に表示されているものです。
「東武鉄道」の字体が颯爽と走っている雰囲気でカッコいいですね。
▼出口(城山口)
「佐野駅自由通路 城山公園口」として設けられた出口は、
出るやいなやいきなりの緑緑です。
出てすぐの様子が、この2枚の下の方の写真です。
人口10万以上の都市で、中心駅出ていきなりこんな緑いっぱいの所も珍しいのでは
ないでしょうか。最もこの先何にもないのではなくて、佐野城跡の公園となっている訳
ですが…
▼南口へ
城山公園口と反対側の南口へ下りる階段のところです。
こちらは都市らしい街の風景が目の前に広がってきています。
▼南口 駅前風景
南口の階段下りて出た所です。
噴水に時計塔にと都市らしく整備の行き届いた駅前広場となっています。
駅前道路自体はあまり高い建物が続いているという雰囲気ではありませんが、
高層とまで行かずとも中層?!の建屋が立ち並んでいるというところでしょうか。
ちなみに噴水の真中はこんな感じで、市の鳥「オシドリ」の夫婦でしょうか、城跡公園
にも、市のマンホールにもこのおしどり夫婦らしきものが見られます。
▼佐野駅 駅舎
南口駅舎の様子です。
建屋よりも階段の方が目立つ印象の強い駅です。
階段の屋根は段々になっていて、微妙に曲線を描いているなどデザイン的にかなり
工夫の凝らされたもので、自由通路のようすもそのようなデザイン的な美しさがあります。
▼駅舎・2
自由通路も込みのカットです。
長い通路と末広がりに下りて行く階段、ベルボトムみたいで?!個人的には好きな
感じのデザインです。
それにしても建物より、通路や階段が圧倒的に目立つ駅です。