三次市は広島県の北部に位置し、人口は55,966人(2011.11.1現在)で、広島県北部の中心都市で、島根の県都・松江と広島市といった山陰と山陽を結ぶ交通の要衝としての役割を果たしています。三次人形という伝統工芸品が根付く町でもあります。
ちなみに全国に同じ音の市が2つも存在し、愛知県にはみよし市(全国で最も人口の多い「町」であった三好町が市制化)と徳島県にも三好市(阿波池田や大歩危峡などで有名)が存在します。ただし昭和期から存在したのは当地・広島県の三次市のみです。
-JR三次駅-
【路線】JR芸備線 (備中神代-広島間)
三江線 (三次-江津間)
【開業】1930年1月1日
【訪問】初訪問-2000年5月
【1日あたり平均乗車人員】 664人/日(2009年)
【近隣の都市駅】(備中神代方面)備後庄原駅→8駅
(広島方面)吉田口駅→5駅
(江津方面)石見川本駅→25駅
(福山方面)府中駅→15駅
▼所属路線としては芸備線、三江線の駅ですが、福山-塩町間の福塩線の電車もこの路線の延長上で乗入れてくるので、実質的には3路線の集まる広島北部きっての拠点駅となっています。
ただし、周辺に都市駅が殆どなく、属する路線もここを離れると当分のどかな風景が続く事となり、また本数もかなり限られてくるので、その事を頭に入れつつ行動する必要があると思います。少なくともどこかの都市でできるような、ちょっと降り立って手軽に何か買っていく、というような事は期待し辛いと思います。
ここへ初めて来たのは自分の中では比較的古い部類に入り、2000年5月。40代の自分も当時まだ20代でした(笑 その時は写真に撮ったものの現像を忘れるという大ミスをやらかし、記録に残せませんでした。
駅構内をこのように撮って残せたのは2009年10月になってようやくで、この時は生まれて初めて「三江線」に乗ったのですが、広島への乗換えでここに着いた頃はすでに晩になっていたので、写真もこの有様、構内の写真も殆ど撮っていませんでした。
そういえば、昔は「みよし」と読めずに「みつぎ」とよく読んでました。ちなみに隣駅は八次と書いてそのまま「やつぎ」と読みます。三次の次が八次とは…
▼これも2009年10月時の写真で、この時構内で撮ったのはこの2枚のみです。
跨線橋の中ですね。光が割とあるのでまともに撮れた写真でした。通路幅はあまり広くないのですが、両サイドは掲示物がビッシリ貼られていました。
▼駅外は2009年時は殆ど撮れなかったし、記事UPするに堪えないので、という事で2011年12月、初訪問から10年以上たった先月、ようやく昼間の風景を収める事が出来ました。以後の写真はその時のものです。
ここへ初めて来た時は実は庄原で泊まるつもりで、飛び込みで行ったところ、団体予約でいっぱいとの事で、電車も既にない模様で止む無くタクシーにてやってきた、という結構苦い思い出があります。おかげで広島県では広島市と後の江田島市以外で泊った地となりました。
これは駅前の交差点を右に向いた様子です。地方の小都市にありそうな、中途半端に高層の建物がいくつか並んでいる状態で、その建屋が懐かしさを感じさせてくれる雰囲気を持っています。
▼これも駅からの様子で、右を向くとこんな感じになります。
真ん中に島状のバスターミナルがあり、数路線出ています。
上の写真にも出ていましたが、三次ステーションホテルという駅前至近距離にホテルがあります。他にも三次グランドホテルなどがあり、意外にといっては失礼ですが、泊まる所はあります。
▼こちらはまっすぐよりやや左目線といった感じの駅出ての風景で、上の写真でタクシーが皆無と思われたかもしれませんが、タクシー乗り場はこの左側に集中しています。
どっちかというとタクシーが真ん前に停まってて、バスがやや離れにターミナルがあるという地形はよく目にしますが、ここは逆の形ですね。
この向こうが駅前道という事になりますが、ほどなくして右折すれば三次バスセンターに出くわし、広島からアクセスする場合などは列車よりもバスの方が便利で、実際この時もバスで三次バスセンターまで来て、ここへ寄りに来ました。なのでこの時の駅構内写真がないのです。(その後またバスで庄原へ移動したので)
▼三次駅の駅舎です。
広島県北部では異例ともいうべき大きな駅舎です。北部で大きめの駅というと、ここと備後庄原ぐらいでしょうか。
タクシーはそこそこの台数停まっているものの、それ以外の所を見ると駅がなまじ大きいだけに余計寂しさを感じるのは気のせいでしょうか??人が写らないように狙って撮っているとはいえ、人の気配がなさすぎる気もしなくもなかったです。
でも風情はたっぷり感じられると思います。
建屋真中の上に突き出た駅名表示は実に立派にその存在を誇示しているようでした。
しかし、この時(去年12月)でも結構寒かったのですが、今時期なんてのはかなりの確率で雪と遭遇できそうで、この時行っておいて良かったと思いました。雪と戯れるのもそれはそれで一興ですけどね。