和歌山県橋本市のJR橋本(はしもと)駅です。南海電車も同居しています。
橋本市は和歌山県の最北端に位置し、人口は66,233人(2011.3.1現在)で、かつては材木運搬や高野山の宿場町として栄え、大阪府にも奈良県にも接している事から、それらの隣県とのジョイントの役割も果たしています。
市内を紀の川が流れ、「紀の川まつり」なるものが行われ、また和歌山県の伝統工芸品第一号にも指定されているヘラブナ釣り専用の釣竿の生産が全国シェアの約90%を誇るといいます。
-JR/南海 橋本駅-
【市内】市内10駅(JR、南海各5)中の中心駅
※当駅をJRのみとしてカウントした場合
【路線】JR和歌山線(王寺-和歌山間)
南海高野線(汐見橋-極楽橋間)
【開業】1898年4月11日(初訪問は2007年1月)
【1日あたり平均乗車人員】JR-2,801人/日 (2007年)
南海-9,354人/日 (2007年)→乗降者数
【近隣の都市駅】(王寺方面)五条駅→4駅
(和歌山方面)粉河駅→9駅
(汐見橋方面)林間田園都市駅→2駅
▼JR和歌山線の駅で、かつ南海高野線のキー駅的存在で、JRと南海が完全に1駅舎に同居する形となっています。神奈川県相模原市にも全く同名のJR駅があり、たまたま?!つい最近訪ねました。
初めて来たのは2007年1月、個人的には新部署への異動の初出勤を控えた正月休みに出掛けた所、という事を思い出しました。以後数回来ましたが、JRで来た事は殆どないような気がします。というわけか?ここに出てくるのも南海の駅名標だったりします。
▼こちらはJRのホームが見えるカットです。
ホームは3面5線もあり、うち3線がJRで2線が南海に割り当てられています。
JRと私鉄が併存するのは和歌山県では、和歌山市、紀の川市、御坊市と他にもありますが、その中で大手私鉄とJRが併存するのは和歌山市とここ橋本市だけです。
▼木造の跨線橋が渋くて、感動して撮ったものです。築約100年[E:sign03]といいます。
単に木造なだけでなく、橋の部分にあるこのX字型の筋交いが渋さを一層引き立てているように思えました。
▼これまでの上の写真はすべて2007年1月当時のものでしたが、こちらは2010年11月、高野山紅葉探訪時に乗り継ぎで電車待ちをしていた時のカットです。
なんとまぁ、大掛かりな工事中で新たな跨線橋がつくられているではないか[E:sign01]と驚きました。
バリアフリー化工事という事でこの約半年前である2010年4月に着工され、総工事費約7億円をかけて、つい先月2011年3月1日よりテープカットで祝福されて利用開始となったそうです。
南海では大阪へのアクセスも容易で(この点JRよりかなり有利です)非常に便利なのですが、それまでの跨線橋をのぼれないが為に大阪へも遊びに行けない、との声もあったといいます。
▼これも2010年当時のもので、高野山行きの電車待ちをしていた時に停まっていた特急「りんかん」のカットです。この電車は難波から当駅までの電車で、この先、高野山(正確にはその手前の極楽橋)へ向かう特急は「こうや」(難波-極楽橋)というものです。「りんかん」の名はこの近く(橋本市内)の都市的側面の強い「林間田園都市」からきているのでしょうか?
▼跨線橋内に南海からJRへののりかえ改札が設置されていました。
看板には該当する方は必ずこの改札機を利用するようにと案内があります。
ライトブルーで塗装されている内装が柔らかな印象をあたえてくれます。天井部の枠組みが何本も続く様も素晴らしいものがあります。
▼駅舎内の様子を少し。向こうにあるのはJRのきっぷうりばですが、改札は南海独特のピンクの自動改札機という状態でした。
▼駅前にあった「まことちゃん」の像です。
作者の楳図かずおさんが育ったのが隣の奈良県五條市で、ここ橋本は楳図青年の散歩コースだったという縁からか建っているそうです。ちゃんと下に日付まで入ってくれているところが嬉しいです。
ここでのまことちゃんは「サバラ」ではなく、「グワシ」のポーズをしています。グワシは何種類もあって、そのうちのひとつ?というところでしょうか?指ではかなりやりにくいポーズです。個人的にはグワシといえば、じゃんけんのパーの状態から人差し指と薬指を曲げた状態、と認識していますが、よく読んでいる方はいろんなパターンをご存知でしょうし、違うパターンを真っ先に思い浮かべる方もいるようですね。
まことちゃんは、小学3年の時に教室にあった本(クラスで色んな本を置いていた)で初めて読みましたが、それまでにない恐ろしいインパクトのあるマンガでした。みんな「サバラ」とか「グワシ」とかやってましたモンね、うちのクラスじゃ。。
▼駅からの目線でモニュメント周辺の様子です。
しっかりとした歓迎看板があって、時計塔も建っていて、明確に市の中心駅と分かる様子が嬉しいところでした。
▼橋本駅の駅舎です。
現在はバリアフリー化工事の関係で駅舎もリニューアルされたようで、この形ではなくなっているようです。南海とJRがハッキリとした字体と色遣いで並び立つ姿はなかなかのものと感じていましたが、今の姿もまた改めて見てみたい気になっています。
▼タクシーは結構な台数が停まっていました。
しかし、駅前にビジネスホテルが殆ど見受けられないのがすごく不思議な感じがしました。これほどの駅ならホテルがそこらに点在していても全く不思議ないと思うのに、町は古風な風景が続き、宿を探すのもままならないという感じでした。そのあたりのギャップが激しいところ、といえるのかもしれません。