紀の川市は和歌山県の北部に位置し、大阪府にも接しており人口は65,630人(2011.3.1現在)で、2005年に旧・那賀郡打田町、粉河町、桃山町、貴志川町の4町が合併してできた新しい市で、一級河川である紀の川からとった市名です。
世界初の全身麻酔による手術を成功させた華岡青洲の出身地で、また、「たま駅長」ですっかり有名になった和歌山電鐵の貴志川線・貴志駅も当市内にあります。
-JR打田駅-
【市内】市内9駅(JR5、和歌山電鐵4)中の中心駅
【路線】JR和歌山線(王寺-和歌山間)
【開業】1900年8月24日(訪問は2010年10月)
【1日あたり平均乗車人員】645人/日 (2004年)
【近隣の都市駅】(王寺方面)粉河駅→2駅
(和歌山方面)岩出駅→2駅
▼「うちた」と濁らずに読みます。
奈良・王寺方面へ2駅行った同じ紀の川市内の粉河駅(旧・粉河町の中心駅)も有名で、こちらの方が中心駅っぽく見えますが、実際の市の中心駅はこの打田駅(旧・打田町の中心駅)の方となります。
▼ホームは2面2線、両ホームは向こうの屋根なし跨線橋でつながっています。
跨線橋に屋根がなく、またホーム上の屋根のある部分も非常に限られ、市の代表駅にしては寂しい光景です。これが昔からの人口6万クラスの市であればもっと豪華な雰囲気になっていたのでしょうが、元々人口15,000程の打田町の中心駅で、平成の大合併で市になっただけという感じで、郡部の町の中心駅の姿から変わりないようです。
利用者数では粉河駅の1,071人/日に大きく水をあけられている状態です。
▼上の写真とホーム上で反対側の様子です。
こちらにある歩道橋は駅外で行き来する際のもので、駅の跨線橋ではありません。
左が駅舎側ホームですが、右側ホームは横壁のついた待合スペースのみが屋根つきで、田は全く雨ざらしという寂しい状態です。
▼駅跨線橋は全体的に緑です。
枠の中は隙間なく埋め尽くされています。寒い時は風除けに若干よいかも。しかしたまに冬の寒い中電車待ちで跨線橋部分で寒い思いをしますが、うちの出退勤時の利用駅は屋根もあれば窓もあるような所で、ここのように屋根のない駅は大変だなと改めて感じます。
▼2枚目の写真とほぼ同じ風景ですが、跨線橋から見下ろしたカットです。
▼少しだけ市の代表駅らしいところが感じられたのが、このミニ庭園です。
これがなかったらとても市の中心駅とは思えない雰囲気ですが、こういうのひとつあるだけでかなり感じが違ってきます。跨線橋から見下ろしたアングルからは隠れてしまうほどの地味な存在ではありますが…
▼出札は閉じられていて無人駅でした。というか調べてみると朝の一部時間帯のみ窓口営業している業務委託駅だそうで、これもまた市の中心らしからぬ風景です。一応券売機は設置されていました。
改札口はかなり年季の入ったと思われる鉄枠のものでした。
駅舎内はかなり狭く、これまたそこらの町の小駅のような雰囲気を醸し出しています。
▼しかしながらロッカーは設置されていました!
そこらの小駅との差別化でしょうか??しかしこんな半端な数の駅ロッカーってあんまり見たことないのですが、どうなのでしょうか??出入口前には自販機が。ホームや駅舎内にはありません。
また、華岡青洲の幟も立っていました。青洲の生誕250周年の記念イベントがこの時あったようで、「医聖」として讃えられています。
▼打田駅の駅舎です。
この和歌山線の和歌山県内の市の中心駅は近年市になったところばかり(当駅と岩出駅)で、それも小さな駅ばかりです。中心駅でないものの粉河駅の方が規模が大きく中心たるにふさわしい風格を感じます。駅舎がない駅も少なくないので、これだけの駅舎でも豪華な類に入るかもしれませんが、今後市の中心たるにふさわしい駅に変貌を遂げないかな、と期待してしまうのでした。

