湖南市は滋賀県の南部に位置し、人口は54,139人(2010.11.1現在)です。2004年にこの駅のある旧・甲賀郡甲西町と石部町が合併 する形でできた新しい市です。甲西町は合併前に42,000人以上もの人口を誇る町で、石部町(人口約12,000)との合併により5万のラインを越えて市制化となっています。かつて宿場町として栄えた石部宿を擁しています。
-JR甲西駅-
【市内】市内3駅(いずれもJR)の中心駅
【路線】JR草津線(柘植(つげ)-草津間)
【開業】1981年10月1日(訪問は2008年5月)
【1日あたり平均乗車人員】2,336人/日 (2007年)
【近隣の都市駅】(柘植方面)貴生川駅→2駅
(草津方面)草津駅→3駅
▼JR東海道本線の草津駅から南下し、忍者の里である伊賀と甲賀をも結ぶ「草津線」の駅初登場です。
草津線の中では最も新しい駅で開業は1981年、今年ようやく30歳を迎えます。当時のびわこ国体開催にあたり設置されたいわゆる請願駅で、それまで旧・甲西町では三雲駅しかない状態でした。
2008年のGWで名古屋方面の近鉄を中心とした駅めぐりから西へ進み、草津線制覇の一環としてやって来た時のものです。
▼ホームは1面1線の棒線駅ですが、ホーム上に改札があり双方向に出口がある橋上駅舎という異色の構造になっています。
大抵棒線駅の場合は、ホーム上のその場に出口がありそうなものですが、この駅の場合は将来的に1面2線に改造される場合を想定してこの構造となっているのだそうです。(まだその予定はないようですが…)
▼単なる跨線橋ではなく、こういう室内型の階段があるとちょっとした規模の駅かなという感じがします。この上が改札にあたります。
▼実はバリアフリー対応も可能で、車椅子使用の方もインターホンを押す事で、階段を使わずとも直接に出入りできるように設けられている専用出入口があります。ただし時間に制限があります(7:30~18:00)が…。
▼橋のところから見下ろした駅前広場の様子、区画やラインなどかなり整備されていて、こういうアングルで撮るのはいいなと思います。特に道がまっすぐ向こうに伸びているところなどは。
▼こちらも駅前風景です。
タクシーもまばらでやや寂しげな様子を感じました。利用者数からするともう少し普段は賑やかかもしれませんが、休日の昼間は穏やかなのかな、と勝手に考えたりしていました。
▼この駅はなんといっても、このD51の静態保存が見どころ、、でした。
1987年から設置されていたといいますが、この訪問直後の2008年8月に愛知県の工作機械メーカーに譲渡された、とこの記事を書くにあたり調べていた時に発見し、大変驚きました。もうこの駅へ行ってもこれを見ることができないのか…と。
▼駅からの目線です。
機関車はこんな近くにありました。
大きな名物がひとつ消えてしまった訳ですね。
右手には甲西中学、こんな駅の真ん前に中学校があるってのはすごいなと思います。個人的に自分の身近ではなかなかないシチュエーションだと思って。また、その向こうには平和堂が覗いて見えます。
▼少し視線を左にずらすと、機関車の向こうにちょっとした複合ビルがありますが、駅前はそれほど賑やかしい感じが見受けられず、どちらかというと穏やかな印象を受けました。
▼甲西駅の駅舎です。
現・湖南市唯一の橋上駅舎で立派な風格を感じさせます。
逆光の撮影が悔やまれます…
白のボディを基調として縦横に線の彫り込まれたタイル様が印象的な駅舎です。
出入口部分は平屋根が突き出ていて、そこに駅名の表示がされている事により、建物にまたアクセントがついたものとなっています。