釜石市は岩手県の南東部に位置し、人口は39,411人(2010.8.1現在)で、リアス式海岸を持ち漁業で栄え、また近代製鉄発祥の地でもあり新日鉄の製鉄所を擁し、最盛期には9万もの人口を誇っていたといいますが、今では4万を割り込んでおり、北海道の炭鉱といい、製鉄といい昭和の産業の栄華と衰退を見せつれられる思いがします。
-JR釜石駅-
【市内】市内10駅(JR7,三陸鉄道3)中の中心駅
※当駅をJR・三陸鉄道ともに1とした場合
【路線】JR釜石線(花巻-釜石間)、山田線(盛岡-釜石間)
三陸鉄道・南リアス線(盛-釜石間)
【開業】1939年9月17日(初訪問は2009年8月)
【1日あたり平均乗車人員】JR:457人/日 (2009年)
【近隣の都市駅】(花巻方面)遠野駅→10駅
(宮古方面)宮古駅→12駅
(盛・大船渡方面)大船渡駅→10駅
▼JRで花巻から東西に貫いて海辺へ出る釜石線、太平洋側を走る山田線と、その山田線から南へ続く三陸鉄道の南半分である南リアス線とが交差する岩手東部屈指の拠点駅ですが、そのいずれもの終着駅です。
意外と開業は遅く1939年になります。
ホームと垂直の駅名標に思わず目が行きましたが、このタイプは秋田県の横手駅にもありました。
▼ホームはJRが2面4線もあり、三陸鉄道が1面1線と合わせて3面5線も持っている拠点駅にふさわしい広さです。右手に覗いて見えるのは三陸鉄道の電車のようです。
▼三陸鉄道の表示が見えます。
JR遠野線でやってきたのですが、遠野へは行くかどうか迷っていたものの、予期せぬ列車の遅れが発生し、どの道停まる事となったので寄り道して、そこからここへやって来ました。ここを散策してから三陸鉄道に乗って盛駅へ向かう事となりました。
▼出口へ至る途中のワンカットです。
出口への反対方向が三陸鉄道への乗継となっています。
尚、三陸鉄道は元は国鉄路線でしたが、国鉄の特定地方交通線に指定され1984年に廃止の道をたどり、第3セクター鉄道に転換された最初の路線です。
▼ホーム内の広さが窺えます。
線路間の開きも広く、広い土地が取られているなと感じましたが、山に囲まれているようなこの風景は市の中心駅とは思えないですね。
▼釜石駅の駅舎です。
まずはJRから。
「釜」「石」「駅」と一文字ずつ屋根からせり上がらせている様子に国鉄風の駅名表示を感じます。昭和の栄華をそのままに、という気もしなくもないのですが。
この町には個人的に縁があって、中学時代の友人が釜石へ転校してしまい、しばらく手紙でやり取りしていました。(ネットやメールなどなかったので…)
その彼は程なく別の地へ越して行ったのですが、釜石ってどんなとこだろうとよく思っていました。当時はまだ県外と関わりを持つことだけでも画期的なことでした。いつかは来たいなと思っていたのですが、岩手の都市めぐりの一環で東北本線から外れているけれど、思い切って行く事にしてたどり着いたわけです。東北は太平洋側が比較的閑散で内陸部が本線な訳で、海沿いが割に栄えている山陽の方とは違うんですね。
▼こちらはJR駅舎のすぐ左側にある三陸鉄道の駅舎で、JRと三陸鉄道とつながってはいるものの、それぞれ別に駅舎を持っています。
上の写真のJR駅舎から下り、この駅舎に乗り込んで次の町へ移動したわけで、どちらも利用できたのはよかったと思っています。まぁ南へ行くには鉄道ではこれに乗るしかないんですが…。
