津久見市は大分県の東部に位置し、人口は19,685人(20106.1現在)で、九州では鹿児島県を除いては最も人口の少ない市ですが、九州で唯一、甲子園を春夏連覇した津久見高校の存在は有名です。
-JR津久見駅-
【市内】市内2駅(いずれもJR)中の中心駅
【路線】JR日豊本線(小倉-鹿児島間)
【開業】1916年10月25日(訪問は2010年8月)
【1日あたり平均乗車人員】 844人/日 (2008年)
【近隣の都市駅】(小倉方面)臼杵駅→隣駅
(鹿児島方面)佐伯駅→5駅
▼隣駅には臼杵駅があり、市の中心駅が2つ続く格好となっており、当駅には全列車が停車します。
▼津久見はみかんの産地でもあり、豊後竹田駅にはかぼすがありましたが、ここはみかんの輪切りベンチです。
ホームにはわずか1面2線ですが、広い屋根と両サイドには「祭」と書いた提灯が並べ飾られていました。8月にはつくみ扇子踊り大会というのがあるそうで、今年は8/21だそうです。
向こうにある階段を上ると、改札となっている橋上駅舎スタイルとなっています。
▼改札出て左向いたところです。
向こうには出口が見え、そのまま歩道橋が伸びていました。
構内にはガーデニングか少々なされていました。
▼こちらは反対に右側を下りたところです。
右側は突き当たりが待合室となっていて、売店などのない単なる待合室(自販機はあったかな?)で、駅前が見下ろせるようになっていました。
手前の石にはこの津久見市出身の伊勢正三さんの言葉と「なごり雪」の歌詞の一部が載っていました。イルカさんの歌のイメージが強いですが、伊勢さんの「かぐや姫」時代のアルバム曲がオリジナルです。現在では「なごみーず」として太田裕美さん、元ガロの大野真澄さんと共にステージ活動を続けています。
▼津久見駅の駅舎です。
橋上駅舎で階段は片側(正面から見て右側)にしか下りていません。人口2万を割ってしまったのにこの立派な駅、さすがは昭和からの市だけあるといったところでしょうか。下を見下ろせる待合室やそこから階段で降りて行く部分の透けたような窓、左はやや高さの違うプチ台形?!状と右は台形を寝かせたような、幾何学的にも思える建物も不思議なセンスですが魅力を感じました。
駅にはタクシーも結構停まっていました。右のロータリー中心にあるのは大友宗麟像で、剣を立てて立っています。ここ津久見は宗麟の終焉の地でもあるのです。