栃木県下都賀(しもつが)郡岩舟町のJR岩舟(いわふね)駅です。
栃木県の駅、かつ両毛線の駅は当ブログ初登場で、今のところ栃木県の郡部で私が行った唯一の町です。岩舟町は栃木県の南西部に位置し、人口は18,315人(2010.4.1現在)で、最後の渡唐僧/慈覚大師・円仁の生まれた町とされます。円仁は最澄の弟子ですが、日本初の「大師」号を朝廷から賜った人物とされています。
-JR岩舟駅-
【町内】町内2駅(JRと東武・各1)中の1駅
【路線】JR両毛線 (小山-新前橋間)
【開業】1889年10月10日(訪問は2008年8月)
【1日あたり平均乗車人員】 638人/日 (2002年)
【近隣の都市駅】(小山方面)栃木駅→2駅、小山駅→4駅
(新前橋方面)佐野駅→隣駅、足利駅→3駅
▼関東にある駅のせいか?!開業は早く1880年代となります。開業当初は岩「船」駅の表記でしたが、1902年に現在の表記になったそうです。
隣は人口12万の中心・佐野駅となります。
▼ホームは2面3線、両ホームは跨線橋でつながっています。
1番線が栃木・小山方面とあります。
屋根は跨線橋を下りた所から少しの間ついていますが、右の1番線(駅舎側)は改札まで、左側のホームはあまり長くつけられていません。ちなみにこのようにウイング型の屋根となっています。
▼名所としては「岩舟地蔵尊」があり、北1km、徒歩20分とあります。
行ってませんが、赤いすばらしい三重塔があるようです⇒高勝寺(岩舟地蔵尊)
▼ホーム側から見た改札周辺です。
簡易自動改札機が設置されています。白壁のきれいな駅舎は2006年改築で、まだ新しいものです。
▼駅舎内の様子です。無人駅で、左手前にある簡易型の券売機で乗車券を購入します。この辺りのは長細いのでしょうか?西日本はもっと横長のが多いのですが。
時計も自販機も設置されており、それなりに町の中心駅的な位置づけにあるのでしょうか。周辺は都市が多いので、その並びで沿線どこもそれなりに整備されているのかもしれませんが。
改札の上には「お知らせ」の掲示板がありましたが、この時は何も表示していませんでした。
▼これも駅舎内、上の写真より右寄りに撮ったもので、待合のベンチは壁にくっついたタイプの木製のもので、白壁にマッチして落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
▼岩舟駅の駅舎です。
こちらがわもやはり白壁で、また瓦が美しく、小さいながらもなかなか素晴らしい駅舎ではあります。建物の「腰」の部分が石造りであるのも何気に渋さを感じさせます。
人口2万弱の町の唯一のJR駅としてはやや寂しい感もありますが、周りに都会だらけというロケーションではこのような形になることも幾分仕方のない部分もあるのかもしれません。