石川県珠洲市ののと鉄道/旧・珠洲(すず)駅です。ついに初の「市」の駅紹介となりました!今まで市は離島や海岸など一部例外はupしていましたが、マトモに市内の「陸地」としての記事は実質的には初です。アクセス数が行った事のある市の人口に達するようになってきたので、今後は少しずつ市の駅や街並みを紹介することが増えると思います。
しかしこの駅はもうありません。
2005年4月にのと鉄道の能登線廃止に伴い沿線の駅すべてが廃駅となってしまいました。
珠洲市は石川県能登半島の先端(突き出た先っぽ)に位置し、人口は16,189人(2010.3.1現在)とWikiの推計人口で見る限りでは北海道を除く46都府県では人口最少の市のようです。かつ私が行った市の駅の中で最も人口の少ない所でもありました。ここが廃駅となった為、現在自分の行った駅で最少の「市」は三重県熊野市になります。
-のと鉄道・珠洲駅 -(廃駅)
【市内】市内8駅(いずれものと鉄道)中の中心駅
※現在は全駅廃駅
【路線】のと鉄道・能登線 (穴水-蛸島間)
【開業】1964年9月21日(訪問は2002年8月)
【廃駅】2005年4月1日
【1日あたり平均乗車人員】 不明
【近隣の都市駅】(穴水方面)穴水駅→27駅 *距離にして57km程
(蛸島方面)なし
※ここが中心部で先は市内2駅のみ
▼2002年8月、七尾から穴水を経て長々とかけてここへやってきました。当時初の能登半島で、その先端へ行きたくて。最も先端の蛸島駅へ行くことも考えましたが本数が少なく、どの程度利便性があるかも図りかねたので、手堅く市の中心駅で降りました。
駅関係は駅舎しか撮ってなかった、と記憶してます。とりあえず昔の写真(当時まだデジカメ非所有)を駅舎の分だけ引っ張り出していたのですが。海岸の方まで行ってそこらを何枚か撮っていました。その辺も機会があればUPしたいところです。
この日はあいにくの天気で人通りの少ないこの駅に降り立った時は、静寂感のようなものがありました。市の中心で人の気配がほとんどなかったような…。入口にぶら下がっている提灯もどこか寂しげでした。
沿線には恋路駅とかロマンチックな名前の所など、多数の駅がありました。次行く時はここへ行こう、などと色々考えていましたが叶う事なく、それから3年も経たないうちに廃線に。
今はもうこの駅舎も撤去されてしまったそうで、現在は「道の駅」としてこの地は機能しているとのことです。1964年と比較的遅い開業(当時は国鉄)でわずか40年程度でその役目を終えてしまいましたが、今や約60km離れた穴水までしか電車が通っていないので、アクセスが不便となってしまいました。(バスがあるようですが)